自分がもしシベリアに抑留されたとしたら、と考えてみる。 続きを読む
神山さんとスズキくん。映画「ブラック・レイン」リドリー・スコット(監督)
この映画には二人の主役がいる。一人は神山繁。もう一人はスズキである。 続きを読む
意思と表象としてのダイヤの指輪。映画「ラスト・コーション」アン・リー(監督)
ずいぶん昔、つきあってたひとにダイヤのネックレスを買ってくれとせがまれたことがあって(あんたなんにも買ってくれたためしがないじゃないの!)、一緒にデパートに買いに行ったんですけど、まあ退屈でした。 続きを読む
酒と女と革命と。映画「カルロス」オリヴィエ・アサイヤス(監督)
国際的テロリスト「カルロス」の半生を描いた映画。3部作合わせて5時間40分ほどの大作です。 続きを読む
もうめちゃくちゃ。「頭取室」清水一行(角川文庫)
清水一行特集第二弾! 続きを読む
客が帰った後の寂しさ。「吾輩は猫である」夏目漱石(青空文庫)
今もあるのかしら?小学生のころ、ポプラ社から、子供向けに、芥川龍之介とか森鴎外とか夏目漱石の本が、緑の表紙でたくさん出てて、 続きを読む
よくあるはなし。「金環食」石川達三(新潮文庫)
一言でいうと、ダム建設を請け負った建設会社が、不正入札の見返りに、五億円の政治献金をするおはなし。よくあるはなしです。 続きを読む
欧州の天地は複雑怪奇。「第二次世界大戦の起源」A・J・P・テイラー(吉田輝夫訳 講談社学術文庫)
ギリシャが借金返せなくなって、ヨーロッパの首脳が一堂に会して、ああでもないこうでもないって侃々諤々議論しているけど、 続きを読む
愛と真心と手練手管。「小説世界のロビンソン」小林信彦(新潮文庫)
この本を読んで、バルザックが読みたくなったのでした。谷崎が読みたくなったのでした。白井喬二が読みたくなったのでした。 続きを読む
とりあえず1~3巻まで「近世日本国民史」徳富蘇峰(時事通信社)
時事通信社から全100巻出てるこの「近世日本国民史」。大勢の歴史研究者が分担して書いた本じゃないんだよ。 続きを読む